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インド財務相Palaniappan Chidambaramは、イラン財務相と会談した際、両者が石油・天然ガスパイプライン建設の可能性と必要性で認識が一致したことを明らかにした。インドがIPI石油・天然ガスパイプライン(イラン−パキスタン−インド)に改めて関心を示したことで、米印関係の緊張が高まると見られている。
パキスタンを横断する石油・天然ガスパイプライン建設に対する支持の声がインドで日増しに高まっている背景には、米印原子力協定の難航がある。先週、インドのシン首相はブッシュ大統領に対し、国民会議派の率いる連立政権内の左翼系政党が協定に反対していることを理由に、米印間で調印された原子力協定を貫徹することは極めて困難であると告げた。今回のインド財務相の表明もまたブッシュのさらなる怒りと失望を招くことになろう。
米国務次官補バーンズは、インドがイランとの間でいかなる長期的な石油・天然ガス協定も結ばないよう希望すると表明していた。インドは米国と原子力を進めていた間、石油・天然ガスパイプライン問題に関して揺れ動いていた。しかし、最近になってパキスタンとイランが今月末にパイプラインに関する了解覚書や関連する売買契約に調印すると発表した。パキスタンは国内政局が混乱しているため50〜70億ドルに上る所要資金を調達することが困難であるが、もしインドが参加すれば、当面の資金的障害をクリアすることができ、さらにパイプラインの実現可能性も、規模も高まることになる。
米国は1996年の「イラン・リビア制裁法案」に基づき、法理上はイランの石油開発を支援する国に対して制裁することが出来る。しかし、インド政府は石油・天然ガスパイプラインの建設はあくまで自国の国益によって決めるとしている。
(中国油気管道網 10月25日)