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【石油・天然ガス】

中国発展改革委員会主任「異常気象の下では民生用ガス供給を確保」(18/03/07)
2018/3/7
中国【石油・天然ガス】

 3月6日、第13期全人代第1回会議のプレス発表において、国家発展改革委員会の何立峰主任は、昨年北方地区の一部で発生した冬季の「ガス逼迫」問題について記者から質問に答え、「今回のガス供給の逼迫は中国の天然ガスの生産、供給、備蓄、販売の面に存在する体制と仕組みの問題やインフラの深刻な不足問題を浮き彫りにした」と述べ、体制と仕組みの刷新を段階的に推進して、マクロ調節のさらなる革新と完備を進めるとした。

 何立峰主任は次のように表明した。天然ガスの生産の面では安全の保証を前提に生産量を増やすと同時に、タイトガス及びシェールガスの採掘とSNG等の研究を推進する。供給面では、天然ガス生産供給国との長期契約を強化する。備蓄の面ではインフラ建設を強化して、備蓄のキャパシティ・ビルディングを着実に推進する。販売の面では、価格改革も含めて体制と仕組みの改革を徹底的に推進する。異常気象が発生した場合は「圧非保民」を確保し、すなわち非民生用ガスを徐々に圧縮して、民生用ガスが異常気象や極端な状況などから影響を受けないよう確実に保証する。

 (中国能源報 3月7日)