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中国
【石油・天然ガス】

CNPCが東北の老朽油田に中国最大の地下ガス貯蔵庫群の建設を計画 (18/07/11)
2018/7/11
中国【石油・天然ガス】

 中国石油天然ガス集団(CNPC)遼河油田分公司は地下ガス貯蔵庫群の建設計画を発表した。老朽油田の1万平方キロ弱の陸上に総容量200億m3、年間ピーク調整能力100億m3超に上る地下ガス貯蔵庫群を建設する。中国の現行のガス貯蔵庫群は25ヵ所、総容量は415億m3であり、それと比べると遼河油田の地下ガス貯蔵庫群は中国最大になる。

 半世紀近くにわたって採掘を進めてきた遼河油田には枯渇したガス鉱床が多い。遼河油田貯蔵供給センターの責任者である石忠仁氏によると、これらのガス鉱床は構造が一体であり、帽岩層が厚く、埋蔵層の密閉性が高い。「ガス確認埋蔵量5億m3のガス鉱床は28ヵ所に上り、地下ガス貯蔵庫の建設に適した鉱床は多い」。

 近年、エネルギー消費に占める天然ガスの比率は上昇しており、中国は地下ガス貯蔵庫の建設を急いでいる。重点ガスパイプラインの沿線や大都市周辺に一群の地下ガス貯蔵庫を配置することは、パイプラインの輸送効率の向上、冬季と夏季のガス消費のピークシフトに対して効果を発揮する。

 (経済参考報 7月11日)