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【石油・天然ガス】

イラン石油の輸入を減らせとの米国の要求に中国が強硬な回答 (18/08/10)
2018/8/10
中国【石油・天然ガス】

 8月3日、外交部定例プレス発表会において、イラン石油の輸入を減少せよとの米国の要求に対して中国側が拒否したというブルームバーグ報道について、記者がコメントを求めたところ、耿爽報道官は次のように明確に表明した。

  1. 中国とイランのあらゆる貿易投資協力は正常で情理に適った合法的なものであり、他国が干渉する権利はない。
  2. 中国は一貫して一方的な制裁と「ロング・アーム管轄権」に反対してきた。はっきり言うなら、米国の一方的制裁については、中国は承認せず、米国の意思に従って事を処理することもない。
  3. 中国の合法権益は保護されて然るべきであり、米国はイランにおける中国の合法権益を尊重すべきである。
  4. 中国の立場は断固とした明確なものであり、米国が圧力をかけたからといって変わることはない。

 (中国能源報 8月10日)


 注記:ロング・アーム管轄権とは、本来は米国の州間における司法管轄に関する用語であるが、米国が外国企業に対し、イラン制裁等の履行を求めたり、二次制裁を行ったりする場合、中国は度々この用語を用いて米国を批判し、「ロング・アーム管轄権」は承認しないことを明確にしている。