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【石油・天然ガス】

中国初の大型民営LNGターミナルが稼動 (18/08/09)
2018/8/9
中国【石油・天然ガス】

 8月7日、新奥舟山LNGターミナル及び補給ステーション事業で、初めてタンカーからのLNG荷揚げ作業が行われた。新奥舟山事業第1期工事が完成し、調整試験と試験運営が開始されたことになる。同事業は民営企業が投資主体になる大型LNGターミナル事業として中国初になる。

 新奥舟山事業はLNGの荷揚げと貯蔵、LNG対外輸送、配送と中継輸送、船舶への補給及び緊急ピーク調整など複数の業務を展開し、中でも船舶への補給を行うLNGターミナルとして中国初になる。第1期は年間300万トンのLNGを処理する。総投資額は約58.5億元、年間予想売上高は150億元。

 新奥舟山事業は中国最大の民営天然ガス分売企業、新奥集団の全額出資子会社である新奥(舟山)液化天然気有限公司が投資と運営を行う。計画総投資額は100億元超になる。第2期事業は2021年に完成させる計画であり、LNG受入能力は500万トン/年になる。さらに第3期事業が完成すると、LNG受入能力は1,000万トンに達する見通し。

 新奥舟山事業は中国で今年3番目に稼動したLNGターミナルになる。2月には中国石油化工(SINOPEC)傘下の天津LNGターミナルが稼動し、8月1日には中国海洋石油と深圳能源集団が共同で運営する深圳LNGターミナルが稼動した。

   (新浪財経 8月9日)