8月28日の2018年エネルギー大転換高層フォーラムにおいて、国家能源局の李冶監管総監は、重点を絞り込んでエネルギーの質の高い発展と転換並びにグレードアップを進めることが必要であり、その具体的な実践の1つは天然ガス生産・供給・販売体系の建設を加速させることであると提唱した。

　同日、国家能源局が関係政府部門とともにまとめた《2018天然ガス発展白書》が発表された。同白書は次のように指摘している。

• 天然ガス生産・供給・販売体系の建設は不完全であり、体制改革も実現していない。そのことが中国の天然ガスの協調的で安定的な発展を制約している。
• 政策協調と政策支援が十分でないため、天然ガス産業の発展において段階的なアンバランスがもたらされている。
• 中国の天然ガスの協調的で安定的な発展に向けて生産・供給・販売体系を構築しなければならない。
• 天然ガス体制改革をスピードアップしなければならない。天然ガスパイプライン網体制改革案を可及的速やかに策定して、市場に明確な期待を与え、企業がパイプライン網の建設に投資するよう奨励すべきである。

　（経済参考報 8月27日）