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【新エネルギー】

中国国務院がバイオエタノール産業の全体部署を確定 実験省を15ヵ省追加 (18/08/22)
2018/8/22
中国【新エネルギー】

 8月22日、国務院常務会議は、グリーンエネルギーを発展させるとともに、一部穀物の過剰在庫を消化することを目的に、バイオ燃料エタノール産業の全体部署を確定した。

 同会議は次のような指針を提示した。

  • 総量の規制、定点実験、公平な参入を原則として、アルコールの休眠生産能力を適正に活用する。

  • 穀物系燃料エタノール生産の部署を適正に進めること、キャッサバ系燃料エタノール事業の建設を速やかに進める。

  • 農業廃棄物や鉄鋼工業の排気ガス等に由来する燃料エタノール産業化実証を展開する。

 同会議はさらに、従来の黒龍江、吉林、遼寧など11の実験省だけでなく、今年は北京、天津、河北など15ヵ省でも自動車エタノールガソリンの普及を展開することを決定した。

 なお、15省庁が2017年9月に通達した《バイオ燃料エタノール生産の拡大と自動車用エタノールガソリンの普及に関する実施方案》は、2020年までに自動車用エタノールガソリンの全国カバーを実現するよう求めている。

 (毎日経済新聞 8月22日)