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中国
【石炭】

中国の石炭過剰生産能力解消政策は3つのステップで市場に影響を及ぼす (18/08/31)
2018/8/31
中国【石炭】

 中国石炭産業の市場化、現代化、科学化に向けた発展過程において、政府の調節政策は極めて重要な作用を発揮している。石炭脱生産能力政策が市場に及ぼす影響は政策効力期、市場反発期、市場調整期の3つの段階に区分される。

 政策効力期

 この段階においては、中央の各省庁が脱生産能力政策を相次いで打ち出し、各地方も積極的に呼応して脱生産能力政策を実行し、石炭生産能力をの圧縮が進む。

 石炭需給の面では、一定規模以上の石炭企業の原炭生産量が大幅に下がり、石炭供給は低い水準に止まる。脱生産能力の実施に伴って石炭需給関係は徐々に平衡に向かう。価格への影響については、脱生産能力の推進により、石炭供給が持続的に下がるため、石炭価格指数は安定する中でも上昇を示す。

 市場反発期

 この段階では、石炭脱生産能力対策の着実な推進に伴って、全国の石炭生産能力は有効に圧縮され、石炭市場は徐々に回復して反発を示す。

 石炭需給の面では、一定規模以上の石炭企業の原炭生産量は小幅に反発し、石炭需給は基本的に平衡する。先進的生産能力の一定程度の増産が進められ、石炭需給関係は逼迫と緩和の間で小幅の変動を示す。価格面への影響については、脱生産能力政策の影響で石炭供給の圧縮が絶えず進み、石炭価格及び価格指数は全面的に上昇するが、その後は質の高い生産能力の一定程度の増産に伴って、下落しつつも一定水準を維持する。

 市場調整期

 この段階では、石炭脱生産能力対策が顕著な成果を上げ、市場に変動が発生するが、関連政策によって石炭市場の安定が促進され、脱生産能力は総量的な脱生産能力から系統的な脱生産能力並びに構造的な脱生産能力に転換する。

 石炭需給の面では、石炭市場は依然タイトであるが、政策によって質の高い生産能力の秩序ある増産が引き続き進められ、鉄道運輸との協調が強化されて、市場需給は基本的バランスの方向へと発展する。価格面の影響については、脱生産能力対策が系統的脱生産能力と構造的脱生産能力に転換し、政策によって石炭市場の安定が促されることで、石炭価格及び価格指数は一定の正常変動範囲内に収まる。

 今年の石炭産業政策の基本動向

  1. 脱生産能力の目標がさらに明確になり、系統的脱生産能力と構造的脱生産能力に転換する。
  2. 脱生産能力政策が緩められ、先進的生産能力の増産が進み、需給バランスが促される。
  3. 開発配置の最適化が進み、輸送力が増強され、地域的な石炭供給が保障される。
  4. コストを引き下げ、石炭価格を安定させ、企業の苦境脱却と発展を実現する。
  5. 環境保護政策がコークス市場の需給に及ぼす影響は軽視できない。
  6. 石炭、鉄鋼等の産業で発電・電力使用計画が全面的に廃止され、他の産業に先駆けて電力市場取引を実現する。

 (中国能源網 8月30日)