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中国
【石炭】

中国 2018年1〜9月の石炭消費量が前年同期比3%増 (18/10/24)
2018/10/24
中国【石炭】

 中国は近年重点地区の石炭消費総量規制を実施しているが、今年の石炭消費量には比較的大きい幅の増加が発生している。

 10月16日の中国煤炭工業協会第5回会員代表大会への取材から、2018年1〜9月の中国の石炭消費量は約28.75億トン、前年同期に比べ8,400万トン、3%増加したことが分かった。

 中国煤炭工業協会のデータによると、石炭消費分野別では工業用の石炭消費が増加している。うち電力事業の石炭消費は15.5億トン、前年同期比1.09億トン、7.6%増加した。鉄鋼産業の石炭消費は4.64億トン、前年同期比347万トン、0.8%増、建材産業の石炭消費は3.67億トン、前年同期比109万トン、0.3%増、化学工業は2.12億トンで1,026万トン、5.1%の増加。その他の産業用石炭消費は5,000万トン減少し、特に民生用石炭の減少は顕著であった。但し、民生用石炭がどれだけ減少したかについては中国煤炭工業協会は応分のデータを未だ発表していない。

 中国では近年民生用石炭分散消費の管理や北方地区のクリーン暖房政策が強力に進められており、民生用石炭分散消費が有効に抑制されている。関係調査機関のデータによると、民生用石炭分散消費は2017年だけでも1,800万トン減少した。

 消費量だけでなく、石炭供給量もやや増加した。1〜9月の一定規模以上の企業による原炭生産量は25.8億トン、前年同期比8,000万トン増加した。1〜8月の石炭輸入量も著しい増加が生じている。

 需給とも堅調なため、石炭産業の経営状況は著しく好転している。しかしながら、国の関連政策に従って石炭消費総量を規制し、一次エネルギー消費に占める石炭の比重を下げることは今後一定期間におけるエネルギー革命の重要な任務である。国家発展改革委員会と国家能源局が2016年12月に通達した《エネルギー発展第13次5ヵ年計画》は、2020年には石炭消費の比重を58%以下に引き下げ、石炭消費総量を41億トン以下に抑えることを打ち出している。

 (中国能源報 10月24日)