中国石油天然気股份公司(PetroChina)の子会社である中国石油国際事業有限公司はカザフスタンからの天然ガス輸入量を2019年1月から倍増することに同意した。カザフスタン国営天然ガス輸送会社KazTransGazは天然ガスコンプレッサステーションを増やしてガス輸出能力を高める計画である。

　KazTransGazとCNPCは2017年10月にカザフスタンから中国へ毎年50億m3の天然ガスを供給することで合意していたが、このほど中国への天然ガス供給量を100億m3/年に引き上げることで合意文書に調印した。

　KazTransGazは新たに3つの天然ガスコンプレッサステーションと輸送ステーションを間もなく完成させる。稼動するとBeyneu-Bozoy-Shymkentパイプラインの年間輸送能力は150億m3に上昇する。同パイプラインは天然ガスをカザフスタン西部から東部に輸送し、そこから中国へ輸出するパイプラインに注入している。

　（中国能源網 10月26日）