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【石油・天然ガス】

シノペックのオルドスー安平ー滄州ガスPL第1期が稼動 (18/11/16)
2018/11/16
中国【石油・天然ガス】

 11月15日、オルドスー安平ー滄州ガスパイプライン第1期が無事稼動し、予定通り河北省へのガス供給を実現した。今年冬のピーク期のガス輸送能力は1,000万m3/日に達し、華北地区の天然ガス需給ギャップの緩和に効果を発揮することになる。

 オルドスー安平ー滄州ガスパイプライン第1期は国家発展改革委員会と能源局が督励指導する重点プロジェクトであり、中国石油化工集団(SINOPEC)が国の大気汚染防止対策と北京・天津・河北地区のガス不足緩和に前向きに呼応して、天然ガス供給・貯蔵・販売体系の建設を強化する重要な措置に当たる。華北地区の天然ガス資源を繋ぐ大規模ルートを形成して、ガス供給の信頼性と敏活性を高める。

 オルドスー安平ー滄州ガスパイプライン第1期は、河北省と河南省の8市・23県区を経由し、年間ガス輸送量は70億m3、差し当たり天津LNGターミナルを活用してガス供給を進める。途中の滄州ステーションではシノペックの天津LNG対外輸送パイプラインと連絡し、南楽ステーションでは楡林ー済南ガスパイプラインと連絡する。また、安平ステーションでは中国石油天然ガス(CNPC)の陝京(陝西ー北京)パイプラインとの連携を実現して、華北地区の天然ガスガス供給ネットワークのさらなる完備に寄与し、基幹パイプラインの相互の連携と融通を実現する。加えて、華北地区最大のガス貯蔵庫である「文23」ガス貯蔵庫とも連絡して、華北地区に応急保障を提供する。

 (中国石化報 11月16日)