11月21日、外交部の耿爽報道官は、中国とフィリピンが調印した政府間の「石油ガス開発協力に関するMOU」について次のように説明した。

　中国とフィリピンの「石油ガス開発協力に関するMOU」は、両国が石油ガスの探査と開発をめぐる協力で新たな歩みに踏み出したことを意味する。両国は引き続き具体的な事柄についてさらなる検討を進める。中国側は海上の各分野で両国が実務協力を全面的に推進して、両国及び両国人民に恩恵を及ぼす成果を速やかに得られるよう期待している。同時に中国側は他の南シナ海沿岸諸国とも同様の協力を展開するため引き続き疎通を強化することを期待し、南シナ海を平和の海、友好の海、協力の海にしたい。

　中国側は南シナ海において「争議を棚上げし共同開発」を進めること、石油ガスも含む関係分野で協力を推進して、沿岸各国と各国の人民に福利をもたらすことを一貫して主張してきた。中国側はフィリピンも含む南シナ海の関係諸国と引き続き疎通と協力を維持し、南シナ海において共同開発が速やかに実質的な歩みに向けて踏み出すよう努力する。

　（中国政府網11月21日・環球網 11月22日）