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【石油・天然ガス】

中国石油御三家が天津で天然ガスパイプライン網の相互連携を実現 (18/11/30)
2018/11/30
中国【石油・天然ガス】

 今年冬から来年春の暖房シーズンにおいて、北京・天津・河北地区への天然ガス供給に新たなルートが備わった。中国石油大港油田浜海分岐ステーションと中国石化LNGの相互連携融通プロジェクトが正式に稼動したことが11月29日の大港油田への取材から分かった。同時に大港油田浜海分岐ステーションと中国海洋石油LNG相互連携プロジェクトも天然ガスの融通をすでに完了している。つまり、CNPC、シノペック、中国海洋石油の3大石油公司の天然ガスパイプライン網が天津浜海新区で相互の連携と融通を実現したことを意味する。

 「3大石油公司の天然ガス網の相互連携と融通により、天然ガス資源配送の敏活性を高めることが可能になり、天然ガスインフラ輸送のボトルネックが打開され、冬季の北京・天津・河北地区のガス供給は最早『ガス不足』という後顧の憂いはなくなる」と大港油田天然気公司生産科副主任の劉剛氏は解説する。3大石油公司、省パイプライン網公司のパイプラインが各種ガス源と連系することで、都市に複数のガス源が備わることになり、延いてはガスの安定供給が多重的に保障されることになる。道路や鉄道と同様に、ルートが接続することで、1つの場所から別の場所へのルートが複数備わり、選択が可能になるということである。

 (中国能源網 11月30日)