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【石油・天然ガス】

中国 第3西気東輸PL西ブロックが完成稼動 (18/12/05)
2018/12/5
中国【石油・天然ガス】

 11月30日、第3西気東輸パイプライン西ブロックのパイプライン工事が竣工検収にパスし、正式に稼動した。

 第3西気東輸パイプライン西ブロックは特に第2西気東輸パイプラインと複合的に運営することで、他のパイプラインとも合わせて中国の4万キロのガス基幹パイプライン網を構成する。中央アジアの天然ガスと新疆の石炭ガス化ガス(SNG)が中衛ステーションから第1及び第2西気東輸パイプライン、陝京天然ガスパイプライン系統及び中貴線(中衛−貴陽連絡線)へ輸送され、長江デルタ、珠江デルタ、北京・天津・環渤海、山東半島、四川・重慶及び東北地区の数億人に恩恵が及ぶ。エコロジー文明と「美麗中国」の建設に向けたグリーンエネルギー基幹ルートになる。

 第3西気東輸パイプラインは第2西気東輸パイプラインに続くものであり、中国の東西の両端を横断し、中央アジア天然ガスパイプラインと接続する大型エネルギールートになる。シルクロード経済ベルトを経由して西は中央アジアのエネルギーを東の福州へとつなげる。「一帯一路」のエネルギーの新シルクロードであり、中国のエネルギーセキュリティの確保、民生の質的向上、エネルギー消費構造の最適化、新疆の飛躍的発展に対して重大な意義を担う。同時に中国が中央アジア諸国との協力を深めることも可能にし、互恵とウィン・ウィン、共同発展を実現する。

 第3西気東輸パイプライン西ブロックは新疆ホルコスを起点に寧夏自治区中衛まで。主に中央アジア天然ガスと新疆のSNG及びタリムの天然ガスを輸送する。新疆、甘粛、寧夏の3つの省・自治区を横断し、総延長2,445キロ、設計上の年間輸送量は300億m3になる。

 第3西気東輸パイプライン西ブロックは2012年4月22日に試験ブロックの建設が開始され、中国石油天然ガス(CNPC)傘下の100社余りが建設に参加、2017年8月30日に完成した。

 12月3日時点で第3西気東輸パイプライン西ブロックは累計551.6億m3のガスを輸送した。うち中央アジア天然ガスは540.82億m3、新疆イリのSNGは10.34億m3m。

 (中国石油新聞中心 12月5日)