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【新エネルギー】

中国クリーン・エネルギー受入行動計画 風力と太陽光のチャンスロス引き下げに期待 (18/12/06)
2018/12/6
中国【新エネルギー】

 国家発展改革委員会と国家能源局は「クリーン・エネルギー受入行動計画(2018〜2020年)」を通達し、2018年中にクリーン・エネルギーの電力網への受入で顕著な成果を上げ、2020年にはクリーン・エネルギー受入問題を基本的に解決するよう求めた。

 近年、中国のクリーン・エネルギー産業は発展と拡大が続いており、産業規模と技術装備水準は相次いで新たなステージに進んでいる。クリーン・エネルギーは、エネルギーと資源の拘束や生態環境の圧力を緩和する上で際立った貢献を果たしているが、発展のアンバランスや不十分という矛盾も日増しに表面化し、とりわけクリーン・エネルギーの受入問題が突出し、電力産業の健全で持続可能な発展を深刻なまでに制約している。

 「クリーン・エネルギー受入行動計画(2018〜2020年)」は、2018年に全国の風力発電平均利用率を88%以上とし(努力目標90%以上)、風力発電の電力廃棄率を12%以下にすること(努力目標10%以下)にすることを求めている。また、太陽光発電の利用率を95%以上、電力廃棄率を5%以下として、風力発電と太陽光発電の電力廃棄を2017年比で引き下げるよう確保する。

 さらに2019年には全国の風力発電平均利用率を90%以上(努力目標約92%)、電力廃棄率を10%以下(努力目標約8%以下)とし、太陽光発電の利用率を95%以上、電力廃棄率を5%以下にしなければならない。

 そして2020年には全国の風力発電平均利用率を国際先進水準並みとし(約95%を目指す)、電力廃棄率を合理的な水準に抑える(努力目標約5%)。太陽光発電については利用率95%以上、電力廃棄率5%以下とする。

 (経済日報 12月6日)