オーストラリアのニューカッスル港のデータによると、中国の石炭輸入制限の影響を受けて、11月の同港の石炭輸出量は前月に比べ28％下がって710万トンに止まった。

　11月の同港の石炭輸出量は昨年同月の839万トンに比べ1.5％下がった。11月の同港の石炭在庫量は200万トンに達し、10月に比べ42％もの大幅増になった。

　中国政府は11月中旬に石炭輸入制限措置を実施し、今年末まで持続する無通しである。中国は日本に次ぐ豪州炭輸出先である。

　2018年のニューカッスル港の石炭輸出量は通年では昨年の水準を上回る見通しである。2018年1〜11月の石炭輸出は合計9,740万トン、前年同期に比べ200万トン、2％増加した。

 　(中国煤炭資源網 12月6日）