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中国
【石炭】

中国最大の石炭輸送ルートが2019年に完成 (18/12/25)
2018/12/25
中国【石炭】

 2019年には中国最長の石炭輸送専門鉄道路線「蒙華鉄道」が完成する。「蒙華鉄道」は内蒙古西部から華中まで南北7つの省を経由断し、全長1,873キロになる。最も楽観的な予測では10月1日までに完成する。

 「蒙華鉄道」は内蒙古浩勒報吉駅を起点とし、終点は江西省吉安市まで。設計上の輸送能力は2億トン/年、石炭生産が最も集中している内蒙古、山西、陝西から、石炭が最も不足している湖北、湖南、江西への石炭輸送を目的とする。

 石炭脱生産能力の実施以来、湖北、湖南、江西の3省では炭鉱が絶えず閉鎖され、2017年の3省の石炭生産量は3,000万トン足らずに下がった。石炭消費需要は3億トンであり、省外から石炭を2.7億トン移入しなければならない。

 国家統計局のデータによると、2018年1〜11月の原炭生産量の対前年同期比の伸び率は山西省3.3%、陝西省14.1%、内蒙古11.1%になり、3省・自治区の合計は22億2,100万トン、全国総生産量の69.09%を占める。一方、湖北省の原炭生産量は前年同期比49.5%下がり、湖南省は0.9%、江西省は7.7%下がった。3省合計でわずか2,200万トンでしかない。

 石炭生産は山西・陝西・内蒙古への集中が進む一方で、湖北・湖南・江西の生産量は減少が続く。2020年には3省の石炭消費量は4億4,700万トンに達し、石炭不足はより一層拡大することになる。

 「北煤南運(北方から南方への石炭輸送)」のニーズが増大する中、2019年に「蒙華鉄道」が完成する。但し、アナリストによると、現地の石炭供給の制約、付帯集散輸送システムの建設進度や運賃等の問題で、当初は「蒙華鉄道」の影響力は限られたものになる恐れがある。石炭産業の専門家である李学剛氏によると、「蒙華鉄道」の設計上の輸送能力は2億トンであるが、運営当初は約4,000万トンに止まる。

 (中国煤化工網 12月25日)