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【石油・天然ガス】

中国海洋石油が華北管道公司を設立 複数の省に跨る長距離ガスPL建設を目的に (19/01/11)
2019/1/11
中国【石油・天然ガス】

 中国海洋石油集団のオフィシャルサイトから、「中海油華北天然気管道有限公司」が2018年12月29日に天津保税区天津空港経済区に登記設立されていたことが分かった。同公司は中国海洋石油の華北地区初のパイプライン公司になる。

 中海油華北天然気管道有限公司は蒙西SNG輸送パイプライン事業をベースに設けられた。中海石油気持電集団有限責任公司が経営権を有し、河北天然気有限責任公司、北京燃気集団及び奥徳集団の3社も出資している。

 中国海洋石油によると、華北天然気管道有限公司設立の目的は第1に、稼動済みの華北地区相互連系融通パイプラインの運営を適切に進めること、第2に蒙西SNGパイプライン事業第1期工事の残り382キロの建設を引き続き推進することである。第1期工事は2020年11月30日までに全線開通を実現する計画である。

 蒙西SNGパイプライン事業は2009年に立ち上げられ、総投資額は210.6億元、中国海洋石油にとっては初めての省間に跨る長距離天然ガスパイプラインになる。内蒙古、山西、河北、天津の4つの自治区・省・直轄市を横断する。完成すると、中国海洋石油の天津LNGターミナルの天然ガス、山西省と内蒙古のSNG及び炭層ガスの3種類のガス源を合わせて北京・天津・河北地区へ輸送する。

 (界面新聞 1月11日)