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【省エネ・環境】

中国がデータセンターで車載電池カスケード利用実験 工業情報化部など3省庁が指導意見通達 (19/02/13)
2019/2/13
中国【省エネ・環境】

 工業情報化部のウェブサイトによると、工業情報化部、国家機関事務局及び国家能源局は先般連名で「グリーンデータセンター建設強化に関する指導意見」を通達した。同意見は、グリーンデータセンターの健全な標準体系と評価体系及びエネルギー資源監督管理体系を確立すること、典型的な先進グリーンデータ群を構築すること、革新性を備える一群のグリーンテクノロジー製品とソリューションを構築すること、専門的な第三者グリーンサービス機関を育成することを明確にしている。2022年までにデータセンターの平均エネルギー消費が基本的に国際先進水準に達するようにする。大型・超大型データセンターのPUE(電力使用効率)を1.4以下にし、エネルギー多消費の老朽化設備は基本的に淘汰する。水資源利用効率とクリーン・エネルギー応用の割合を大幅に引き上げる。廃棄電器・電子製品の有効なリサイクルを実現する。

 意見はエネルギー多消費設備の淘汰を加速することも明確にしている。データセンターが老朽化設備の更新計画案を科学的に策定するよう指導し、規範的でトレーサブルな製品応用アーカイブを確立するとともに、製品の生産企業及び応分の資格を有する回収企業が廃棄電器・電子製品のリサイクル体系を共同で確立するようにする。信頼性の要件を満たすことを前提に、データセンターのピークシフト蓄電池として、車載電池カスケード利用を試験的に進める。製品の生産企業とリサイクル企業が廃棄電器・電子製品の資源化利用を加速するよう推進を図り、製品のソースコントロールとグリーンプロダクションを広げ、製品の全ライフサイクルにおいて資源利用効率を最大限に引き上げる。

 (中国能源網 2月13日)