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【省エネ・環境】

北京市が「国6」自動車排出基準を前倒しで施行へ (19/02/14)
2019/2/14
中国【省エネ・環境】

 北京市が「国6」自動車排出基準を前倒しで施行する。北京市生態環境局はオフィシャルサイトで「北京市の第6フェーズ自動車排出基準の実施に関する通告」の意見公募版を発表した。

 意見公募版によると、2019年7月1日から北京で販売及び登記を行う大型ガス車及び公共交通・環境衛生用の大型ディーゼル車は「国6」b段階基準の要件を満たすことが義務付けられる。また、2020年1月1日からは北京で販売及び登記を行う「軽型ガソリン車」及びその他の産業用大型ディーゼル車も「国6」b段階基準の要件を満たすことが義務付けられる。うち「軽型ガソリン車」標準は段階的に実施することになる。

 北京市生態環境局は、「中華人民共和国大気汚染防止法」に基づき、北京市政府が公布した「生態環境保護の全面強化と北京市汚染防止攻略戦を断固戦い抜くことに関する意見」並びに「北京市藍天防衛戦勝利3ヵ年行動計画」の関連要求に従って、第6フェーズの自動車排出基準を前倒しで実施すると表明している。

 (人民網 2月14日)

 訳注:中国の軽型自動車(「軽型汽車」)は、総重量3.5トン以下のM1類汽車、M2類汽車及びN1類汽車を指す。M1類汽車は総重量1トン以上、運転席以外の座席8つ以上の四輪又は三輪の乗用車、M2類汽車は総重量1トン以上、5トン以下で運転席以外の座席8つ以上の四輪又は三輪の乗用車、N1類汽車は総重量1トン以上、3.5トン以下の四輪又は三輪のトラック。なお、「重型汽車」は総重量3.5トン以上の大型車。日本の小型車・軽自動車に当たるのは中国では「微型」(マイクロ型)で、排気量は0.8L、1.0L、1.0T、1.2L。