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【エネルギー全般・政治経済】

中国 2018年のエネルギー消費総量は標準炭換算で46.4億トン 前年比3.3%増 (19/03/01)
2019/3/1
中国【エネルギー全般・政治経済】

 2月28日、中国国家統計局は『2018年国民経済社会発展統計公報』を発表した。同公報によると、2018年の中国のエネルギー消費総量は46.4億tce(標準炭換算)、前年に比べ3.3%増加した。エネルギー消費総量の中で石炭消費量が占めた割合は59.0%、前年に比べ1.4ポイント下がった。天然ガス、水力発電、原子力発電、風力発電などクリーン・エネルギー消費量はエネルギー消費総量の22.1%を占め、前年に比べ1.3ポイント上昇した。

 初歩的な試算によると、エネルギー別の消費量の伸び率は、石炭が1.0%、原油が6.5%、天然ガスは17.7%。電力消費量の伸び率は8.5%。重点エネルギー消費企業の単位当たり総合エネルギー消費量については、苛性ソーダが0.5%下がり、合成アンモニアは0.7%下がった。粗鋼のトン当たりのエネルギー総合消費量は3.3%下がり、銅精錬は4.7%下がった。火力発電1kWh当たりの標準炭消費量は0.7%下がった。全国のGDP1万元当たりのCO2排出量は4.0%下がった。

 国家統計局の盛来運副局長は次のように表明した。省エネ・排出削減で新たな成果を上げ、2018年の全国のGDP1万元当たりのエネルギー消費は前年比3.1%下がり、3%引き下げるとしていた当初の目標を達成した。GDP1万元当たりのCO2排出量は4.0%下がった。資源利用効率は上昇し、構造改善が進んだ。2018年のエネルギー消費総量に占める石炭消費量のシェアは59.0%、前の年に比べ1.4ポイント下がった。天然ガス、水力発電、原子力発電、風力発電などクリーン・エネルギー消費量のシェアは22.1%になり、1.3ポイント上昇した。

 (中国能源網 3月1日)