1. HOME
  2. 中国 【石油・天然ガス】

中国
【石油・天然ガス】

大慶油田が微生物を利用して地下残留石油ガスを採収 (19/05/05)
2019/5/5
中国【石油・天然ガス】

 中国最大の油田である大慶油田はこれまで60年にわたり急速な開発を進めてきたが、地下石油鉱床の石油含有量は年々減少し、開発はますます難しくなっている。微生物採油技術とは、三次、四次採油後も地下のストーンシームに残留し、現行の技術では採収できない原油を天然ガスに転化し、枯渇油田をガス田に変えて開発するものである。

 大慶勘探開発研究院採収率研究二室の王蕊高級工程師によると、微生物採油技術は微生物の代謝産生物(主に生物表面活性物質、有機溶剤、バイオポリマー、ガス等)及び微生物自身の活動(細胞体の作用や生分解等の特性)を利用して増産や採収率の向上を行う四次採油技術である。この技術は環境を汚染しない真の意味でのグリーン・環境保護採油技術になる。炭水化合物から炭水素化合物への転換により、石油鉱床の適応性を強化するのみならず、コストを大幅に引き下げる。

 (中国能源網 5月5日)