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【石油・天然ガス】

浙江省石油が一流原油貯蔵輸送基地を建設へ (19/05/21)
2019/5/21
中国【石油・天然ガス】

 浙江省石油股份有限公司の発表によると、同社は2025年までに舟山海洋石化園区黄沢島総合開発を完了して、一流の原油貯蔵輸送基地を完成させる計画である。浙江省全体をカバーし上海にも繋がる送油パイプライン網を建設するとともに、3年以内に700軒の総合エネルギー供給サービスステーションを建設する。

 浙江省石油股份有限公司は資本金110億元、浙江省所属企業であるが、国有資本が支配しつつ民間も参画する地方石油企業として中国初になる。同社は現在、黄沢島総合開発に注力しており、一流の原油貯蔵輸送基地を建設する計画である。さらに、小衢山、双子山の原油タンクも建設して、黄沢島を主とし、小衢山、双子山を従とする2,500万m3の原油貯蔵構造を形成する。年間取扱能力は2億トンに達し、東アジア地区の原油輸入と中継貿易・集散センターになる。2030年までに上海漕涇、小衢山、双子山、黄沢山を海底原油パイプラインによって結び、浙江自由貿易試験区の原油パイプラインの相互連携・融通を実現する。

 また、石油製品パイプラインについても、浙江省石油股份有限公司は2015年までに浙江省全体をカバーする石油製品パイプライン輸送ネットワークを形成し、このネットワークを基礎にして、700軒の総合エネルギー供給サービスステーションを部署する計画である。2019年中に300軒を完成させる。

 (国際石油網 5月21日)