中国の2019年第1四半期の新エネルギー発電電力量とシェアはともに大幅な上昇を示した。

　2019年1〜3月の中国の新エネルギー発電電力量は合計1,481億kWh、総発電電力量に占めるシェアは8.8％に達した。うち風力発電の発電電力量は1,041億kWh、前年同期比6.3%増、太陽光発電は440億kWh、25.5%増。

　第1四半期は風力と太陽光の資源条件の影響により、風力発電の平均利用時間は36時間下がり、太陽光発電は9時間下がった。全国風力発電の電力廃棄は43.5億kWh、前年同期に比べ47.9億kWh減り、電力廃棄率は4.5ポイント下がって4%になった。太陽光発電の電力廃棄は12.4億kWh、前年同期に比べ3.8億kWh減り、電力廃棄率は1.7ポイント下がって2.7%になった。

　「三北地区（西北・東北・華北）」の新エネ電力受入状況は好転が続いている。また、華中と華東地区は風力発電と太陽光発電の電力廃棄がなくなり、南方の一部地区では異常気象と局部的なグリッド的要因のため、わずかな電力廃棄が発生した。全体的に見ると、新エネ電力受入圧力は緩和した。

　（中国能源網 5月28日）