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【新エネルギー】

中国 2019年第1四半期の太陽光発電新規設備容量が前年同期比46%減 (19/05/28)
2019/5/28
中国【新エネルギー】

 政府がグリッドパリティ事業を推進するとともに電力価格の調整を進める中、2019年第1四半期の中国の系統連系太陽光発電新規設備容量は5.2GWに止まり、前年同期比46%の減少になった。特に3月期の新規設備容量は1.71GW、前年同月比238%減となった。

 3月末時点の中国の系統連系太陽光発電設備累計容量は1.8億kW、うち分散型太陽光発電は約5,340万kWで、シェアは29.8%に上昇した。設備容量が1,000万kWを超えている省は、山東、江蘇、河北、浙江、安徽、河南。

 最新通関統計によると、2019年4月の中国のPVモジュール輸出量は約5.7GW、前年同月比117%の増加になった。1〜4月の輸出量は約20.6GW、前年同期比81%増。また、5月のPV製品価格も予想を上回った。

 2018年5月の「531」(2018年5月に国家発展改革委員会等が通達した2018年の一般太陽光発電所建設枠割当の一時停止措置)以来、太陽光発電産業チェーンは暴風雨に晒されたが、当面の事業進展状況を見る限り、すでに霧の中から抜け出す条件は備わっている。2019年の世界の太陽光発電系統連系設備新規容量は120GW前後になり、中国の新規設備容量は40GW以上になると予想される。

 (中国能源網 5月28日)