ノルウェーのUpsteam Onlineの8日付報道によると、ベネズエラ国営石油公社（PDVSA）は、先頃調印した契約に基づき、今年6月1日より、インド最大の民間企業リライアンス・インダストリーズ(RIL)に対して、日量15万バレルの石油を供給する。ベネズエラのラミレス石油相が7日、発表した。

　ラミレス石油相によると、RILはインド西部にあるジャムナガール（Jamnagar）製油所の精製能力を現在の日量58万バレルから60万バレルに引き上げるよう計画している。この拡張計画には60億ドルを要し、RILは今年12月には拡張工事を終えたいとのこと。

　一方、PDVSAとインド国営石油・天然ガス公社(ONGC)はPetrolera IndoVenezolanaという合弁会社を設け、埋蔵量2.32億バレルに上るベネズエラのSan Cristobal油田の生産量を日量3万バレルから6万バレルに引き上げるよう計画している。

　なお、RILは世界各地で石油の探鉱活動を展開しており、現在イラクでも石油資産獲得を図っている。

　（中国石化新聞網 4月9日）