「香港経済日報」紙の報道によると、中煤能源は今年、石炭のスポット販売比率を引き上げるよう検討している。

　同公司の経天亮董事長(会長)によると、今年の中煤能源傘下企業の石炭契約価格は前年比11.78％上昇した。同社は今後、石炭価格の動向に応じて、引き続きスポット販売の比率を引き上げる。なお、昨年は契約販売の比率が82％であったのに対し、スポット販売の比率はわずか18％であった。

　モルガンスタンレー証券は、中煤能源は販売構成比を改めることで、平均販売価格を一層高めることが期待できると見て、中煤能源の今後2年間の予想収益を13％から14％に上方修正した。今年の中煤能源の利益は前年比50％増の90.1億元になると予想している。

　（国際能源網 4月11日）