山東省新泰市華源鉱業公司の8・17炭鉱浸水事故現場では、目下排水作業の準備が進んでいる。排水ポンプや掘削機が現場に運ばれ、23日には排水作業を開始する見込みである。

　21日午後、救援指揮部は第2回プレス発表を行い、洪水による浸水事故の経過、救援措置の進展を明らかにするとともに、気象、水利、排水の専門家が関連状況を説明した。

　発表によると、今年の新泰市の降雨量は例年より39％多く、過去最高を記録した。8月16日から17日にかけて、205mmに及ぶ集中豪雨となり、山からの洪水が発生した。上流の東周、金頭ダムは水門を開いて放水を行い、また重荘、祝富、熬山東の3つのダムは水が溢れたため、柴汶河東都地区の堤防が決壊、その水が埋め立て済みの廃坑や採掘済み坑井の天井を浸食し、さらに華源鉱業公司の坑井内にも流入して、浸水事故を引き起こしたと見られる。

　(国家煤鉱安全監察局ウェブサイト 8月22日)