インドとパキスタンは25日、IPI(イラン−パキスタン−インド)天然ガスパイプライン建設をめぐる重要問題が解決を見、来年にもパイプラインに着工することで合意したが、イランとパキスタン両国もまた28日、同パイプライン建設に関する協力協定に調印することで合意に達した。 パキスタンを訪問したイラン大統領マフムード・アフマディーネジャードがムシャラフ大統領並びにギラニ首相と会談し、同パイプライン、2国間関係及びアフガン問題につき重点的に討議を行った。会談の中で、IPI天然ガスパイプラインについて、アフマディーネジャード大統領とムシャラフ大統領は、日時を協議した上で近いうちにイランの首都テヘランで協力協定に調印することに合意した。 報道によると、天然ガスパイプラインプロジェクトが実施に移されるとパキスタンの将来のエネルギー需要は十分に賄われることになる。 しかし、IPIパイプラインは、イランに対する制裁効果を減殺することになるとする米国の反対や、天然ガス価格をめぐる3国間の隔たりなど、依然問題に直面しており、関連する交渉はなお続いている。 同パイプラインは総延長2,775km、総工費75億ドル、工期は3〜5年になる見込み。 (中国油気管道網 4月29日・30日)
インドとパキスタンは25日、IPI(イラン−パキスタン−インド)天然ガスパイプライン建設をめぐる重要問題が解決を見、来年にもパイプラインに着工することで合意したが、イランとパキスタン両国もまた28日、同パイプライン建設に関する協力協定に調印することで合意に達した。
パキスタンを訪問したイラン大統領マフムード・アフマディーネジャードがムシャラフ大統領並びにギラニ首相と会談し、同パイプライン、2国間関係及びアフガン問題につき重点的に討議を行った。会談の中で、IPI天然ガスパイプラインについて、アフマディーネジャード大統領とムシャラフ大統領は、日時を協議した上で近いうちにイランの首都テヘランで協力協定に調印することに合意した。
報道によると、天然ガスパイプラインプロジェクトが実施に移されるとパキスタンの将来のエネルギー需要は十分に賄われることになる。
しかし、IPIパイプラインは、イランに対する制裁効果を減殺することになるとする米国の反対や、天然ガス価格をめぐる3国間の隔たりなど、依然問題に直面しており、関連する交渉はなお続いている。
同パイプラインは総延長2,775km、総工費75億ドル、工期は3〜5年になる見込み。
(中国油気管道網 4月29日・30日)