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【エネルギー全般・政治経済】

国家能源局の「三定方案」が5月提出の見込み (08/05/12)
2008/5/12
中国【エネルギー全般・政治経済】

 国家能源局の張国宝局長は8日、中国水力発電開発フォーラムの席上、中央機構編制委員会弁公室と国務院が検討している国家能源局「三定方案」(大部門制改革の中で機能・機構・編制を確定すること)は未だ決定されていないが、中央機構編制委員会弁公室はすでに同方案の原則を確定しており、5月中に提出する見込みであると表明した。

 3月の国務院機構改革によって国家能源委員会と国家能源局が成立した。能源委員会はエネルギー開発戦略を立案するとともに、エネルギーセキュリティやエネルギー開発における重要問題を審議する。一方、能源局はエネルギー産業計画、産業政策並びに基準を制定、実施し、新エネルギーを発展させ、省エネルギーを促進することが任務になる。なお、国家能源委員会弁公室の業務は国家能源局が負う。エネルギー管理と経済発展計画並びにマクロ調整との緊密な結合を促進し、統一的な計画を進めるため、国家能源局は国家発展改革委員会(NDRC)の管理の下に置かれることになった。

 国家能源局長に就任した張国宝は、現在、国家能源委員会の組織作りが進められていることを明らかにしている。

 (毎日経済新聞 5月12日)