大唐集団傘下の雲南東南亜経済技術投資実業有限公司が3.6億ドルを投じるカンボジアの電力事業が5月8日、着工された。Stung Atay水力発電所とプノンペン−バッタンバン電力網建設事業。大唐集団が初めてカンボジアに投資する電力事業であり、中国のカンボジア投資事業の中で最大規模になる。

　Stung Atay水力発電所は、設備容量12万kW、平均発電量4.55億kWh、年間利用時間3,989時間。2010年12月には１台目のユニットが運転を開始する予定。この水力発電所の完成によって、カンボジアの電力不足が緩和され、同国の経済の急成長が促進されると期待されている。

　また、プノンペン−バッタンバン電力網建設事業は、プノンペン−ポーサット−バッタンバンの送電線建設事業と関連変電所建設事業からなり、2008年11月に着工され、2010年5月末に竣工する。

　（国家電力信息網 5月29日）