上海のLNG備蓄タンク5万m3×2基の工事は順調に進展しており、すでに最終段階に入っている。今年9月には完成し、上海の天然ガス備蓄能力は現在の2日分から10日分に拡大する。

　上海の3大天然ガス供給源は、東シナ海天然ガス、西気東輸及びLNG貯蔵。上海は西気東輸パイプラインのターミナルであり、同パイプラインに万一問題が発生した場合、ガス供給は大きな影響を受ける。これまで、上海のLNG備蓄タンクの容量はわずか2万m3、備蓄能力は2日分でしかなかった。そのため、非常事態が発生すると、影響は相当大きくなる。しかし、今回の拡張プロジェクトによって5万m3のタンク2基が追加されると、上海のLNG備蓄は12万m3になる。

　（国際能源網 6月17日）