ロシア連邦議会デュマ（下院に相当）副首席であり、ロシア天然ガス協会会長のヤゾフ氏は北京で3日、中国側はESPOパイプライン(東シベリア−太平洋パイプライン)中国支線の設計のために3,200万ドルを投じており、ロスネフチと中国石油天然ガス集団(CNPC)による中露石油パイプライン協議はすでに終盤に入っていると述べ、年間送油スケジュール及び価格問題が決着すれば、直ちにパイプライン着工の決定を下すことになるとした。

　また、ヤゾフ氏は、ロシアの現在の対中石油輸出は年間1,600万トンで、中国の石油総輸入量の10％足らずに過ぎないが、スコボロジノからのパイプライン中国支線が完成すると、ロシアの対中石油輸出は年間3,000万トンに拡大するとの見通しを示した。

　(俄新網 RUSNEWS.China 7月3日・第一財経日報 7月4日）