ロシアのノーボスチ社9月1日発によると、ロシア天然ガス会社ガスプロム傘下の石油生産企業であるガスプロムネフチのジューコフCEOは1日、同社が今年第4四半期及び2009年の、カザフスタン経由の対中原油輸送許可を申請するとの意向を表明した。

　ガスプロムネフチによると、同社は今年初め、ロシアエネルギー省に4〜12月における原油108万トンの輸送を申請していたが、ロシア側がカザフスタンの国営輸送企業KazTransOilと国境通過問題をめぐって紛糾したため、ガスプロムネフチは未だ許可を得ていない状況にある。

　なお、これより先、ロシアとカザフスタンは昨年11月に国境通過で合意していた。この合意によると、ロシアはカザフスタンのアタスから中国のアラシャンコウまでのパイプラインによって毎年500万トンの石油を輸送できることになっている。

　（中国石化新聞網 9月3日）