中国海関(税関)総署が22日に発表した統計によると、今年1〜7月の液化石油ガス輸入量は前年同期比9.8%減少した。一方、輸入額は前年同期比18%増の19.1億ドルになった。1〜7月の平均輸入価格は555.6$/t、30.8%の上昇となった。特に7月は、液化天然ガス、液化プロパン、液化ブタンのいずれもが過去最高値を記録した。 液化石油ガスの主要輸入先はオーストラリア、クウェート、アラブ首長国連邦。また、輸入量の8割以上を広東省が占めた。 中国政府は物価安定を図るため、今年1月から液化石油ガスを臨時価格干渉措置の対象としており、液化石油ガス市場価格には国内外で逆さやが生じている。そのため、中国企業は輸入に消極的になっており、そのことが輸入量の低下につながったと見られる。 しかし、中国の石炭供給がタイトになる中で、クリーンな代替エネルギーとしての液化石油ガス利用の見通しは良好であり、そのため、海関総署は、国内の石油・天然ガスの探査や石油戦略備蓄の建設を強化して安定供給を図り、国際価格の変動による悪影響を低減させるとともに、市場の監督管理を強化し、生産、輸入、配送の調整を図って、国内市場への供給を確保し価格を安定させるよう提言している。 (中国石化新聞網 9月24日)
中国海関(税関)総署が22日に発表した統計によると、今年1〜7月の液化石油ガス輸入量は前年同期比9.8%減少した。一方、輸入額は前年同期比18%増の19.1億ドルになった。1〜7月の平均輸入価格は555.6$/t、30.8%の上昇となった。特に7月は、液化天然ガス、液化プロパン、液化ブタンのいずれもが過去最高値を記録した。
液化石油ガスの主要輸入先はオーストラリア、クウェート、アラブ首長国連邦。また、輸入量の8割以上を広東省が占めた。
中国政府は物価安定を図るため、今年1月から液化石油ガスを臨時価格干渉措置の対象としており、液化石油ガス市場価格には国内外で逆さやが生じている。そのため、中国企業は輸入に消極的になっており、そのことが輸入量の低下につながったと見られる。
しかし、中国の石炭供給がタイトになる中で、クリーンな代替エネルギーとしての液化石油ガス利用の見通しは良好であり、そのため、海関総署は、国内の石油・天然ガスの探査や石油戦略備蓄の建設を強化して安定供給を図り、国際価格の変動による悪影響を低減させるとともに、市場の監督管理を強化し、生産、輸入、配送の調整を図って、国内市場への供給を確保し価格を安定させるよう提言している。
(中国石化新聞網 9月24日)