12月2日、山西省新能源発展集団と晋城無煙煤鉱業集団は戦略協力協議書に調印した。山西省全体の天然ガス・炭層ガスパイプライン網やCNGの建設計画、既存のパイプライン網の利用、ガス資源、ガスパイプライン及び施設、CNGの生産と運輸などで全面的な協力を進めることになる。

　今回の調印により、山西省全体をカバーするガスパイプライン網が速やかに完成することだろう。双方の協力による晋城−長治炭層ガスパイプラインが2009年に完成すると、山西省ガスパイプラインは11の市をすべてカバーする。

　なお、山西省新能源発展集団が打ち出したガス事業計画案によると、2020年の天然ガス、炭層ガス供給量は100億m3に達し、石炭消費を年間5,000万トン減らすことで、二酸化硫黄245万トン、二酸化炭素3,116万トン、一酸化炭素198万トン、煙塵145万トン、残灰516万トンを削減できる。

　（国際能源網 12月10日）