新華網2月18日発によると、中露両国の「石油と融資の交換」は5ヶ月間の交渉を経てようやく妥結した。 2月17日、中露第3回エネルギー対話が北京で開かれ、中国国家能源局長張国宝を長とする中国側代表団とロシアのシマトコエネルギー相を長とするロシア側代表団が「石油と融資の交換」契約の細目で合意に達し、正式協議書に調印した。 協議書によると、中国は総額250億ドルに上る長期融資を約6%の固定金利でロシア側に提供し、一方、その見返りにロシアは2011年から2030年にかけ、パイプラインによって年間1,500万トン規模、20年間で総計3億トンに上る対中石油輸出を行う。石油価格はナホトカ港到着の市場価格に準じる。なお、ロシアは毎年鉄道によって中国へ石油を輸出しているが、鉄道による対中石油輸出には今回の合意による影響は及ばず、しかも1,500万トンにまで拡大されることになる。 17日には、原子力、電力や鉱産資源開発についても、中露間の協力に関する合意文書が調印された。 (新華網 王暁明 2月18日)
新華網2月18日発によると、中露両国の「石油と融資の交換」は5ヶ月間の交渉を経てようやく妥結した。
2月17日、中露第3回エネルギー対話が北京で開かれ、中国国家能源局長張国宝を長とする中国側代表団とロシアのシマトコエネルギー相を長とするロシア側代表団が「石油と融資の交換」契約の細目で合意に達し、正式協議書に調印した。
協議書によると、中国は総額250億ドルに上る長期融資を約6%の固定金利でロシア側に提供し、一方、その見返りにロシアは2011年から2030年にかけ、パイプラインによって年間1,500万トン規模、20年間で総計3億トンに上る対中石油輸出を行う。石油価格はナホトカ港到着の市場価格に準じる。なお、ロシアは毎年鉄道によって中国へ石油を輸出しているが、鉄道による対中石油輸出には今回の合意による影響は及ばず、しかも1,500万トンにまで拡大されることになる。
17日には、原子力、電力や鉱産資源開発についても、中露間の協力に関する合意文書が調印された。
(新華網 王暁明 2月18日)