ベネズエラのチャベス大統領は18日、中国副主席習近平と会見した際、同国が今後200年間、中国の必要とする石油を中国へ提供すると約束した。 同日、ベネズエラと中国は12件の協力協定に調印したが、その中の1つに、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)が中国石油天然ガス集団(CNPC)に8〜20バレル/日の石油を供給することをもって両国の開発銀行間の債務償還に当てることが規定されている。また、別の協定では、日量40万トンのオリノコ原油を処理する製油所を中国に建設することも規定されている。 ベネズエラと米国の政治関係は緊張しているが、米国は依然としてベネズエラの原油のほぼ半分を買い取っている。そのため、ベネズエラは米国と距離を置き、石油販売の多元化を進めるよう図っているが、中国はその戦略を実現するための重要なパートナーになる。 ベネズエラは対中原油輸出を現在の33万バレル/日から2020年までに100万バレル/日に引き上げるよう計画している。また、両国は、中国において4隻のタンカーを建造するとともに、ベネズエラの重質原油の処理が可能な製油所3件を建設することも計画している。 (中国石化新聞網 2月20日)
ベネズエラのチャベス大統領は18日、中国副主席習近平と会見した際、同国が今後200年間、中国の必要とする石油を中国へ提供すると約束した。
同日、ベネズエラと中国は12件の協力協定に調印したが、その中の1つに、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)が中国石油天然ガス集団(CNPC)に8〜20バレル/日の石油を供給することをもって両国の開発銀行間の債務償還に当てることが規定されている。また、別の協定では、日量40万トンのオリノコ原油を処理する製油所を中国に建設することも規定されている。
ベネズエラと米国の政治関係は緊張しているが、米国は依然としてベネズエラの原油のほぼ半分を買い取っている。そのため、ベネズエラは米国と距離を置き、石油販売の多元化を進めるよう図っているが、中国はその戦略を実現するための重要なパートナーになる。
ベネズエラは対中原油輸出を現在の33万バレル/日から2020年までに100万バレル/日に引き上げるよう計画している。また、両国は、中国において4隻のタンカーを建造するとともに、ベネズエラの重質原油の処理が可能な製油所3件を建設することも計画している。
(中国石化新聞網 2月20日)