中国石油化工集団(SINOPEC)の蘇樹林総経理(社長)とブラジル国営石油公社PetrobrasのガブリエリCEOは19日、中国の習近平国家副主席とブラジル外相アモリンの立会いの下、原油長期貿易に関する合意文書に調印した。また、蘇樹林総経理、ガブリエリCEOと蒋超良中国国家開発銀行頭取は、「石油貿易と融資協力の強化に関する了解覚書」に調印した。

　2月18日から21日にかけ、蘇樹林総経理はブラジルを訪問し、ガブリエリCEOと、ブラジル天然ガスパイプラインプロジェクト、原油貿易、石油・天然ガス探査開発、石油精製化学事業のサービスや物資調達等の面での協力につき協議していた。

　また、蘇樹林総経理は、SINOPEC傘下の国際石油工程公司の在ブラジル子会社によるGASENE天然ガスパイプライン敷設事業について報告を受け、同事業はPetrobrasとの協力を進める上で意義は大きいと指摘し、ブラジルの同分野におけるSINOPECの事業拡大に意欲を示した。

　（中国石化新聞網 2月27日）