ロシアの新聞報道によると、ロシアの電力会社ロシア統一エネルギーシステムは、中国に大量の電力を輸出するため、5基の発電所建設を計画していることを明らかにした。

　同社は、ハバロフクスク地方のウルガル鉱区、アムール州のヤルコヴィツク鉱区に各1基、チタ州に3基の発電所を建設する。投資額は100〜120億ルーブル。これらの発電所が完成すると、ロシアの電力輸出は1％増えることになる。

　計画の背景には、極東のエネルギーが全ロシア平均価格の1.8倍に上ることがある。地方のエネルギーを発展させ、統一エネルギーシステムの見積もりでは、ロシアの総合発電所計画の中で計画中のプロジェクトが完成すると、2014〜2017年には極東地区の電力価格はロシア平均水準に下がる。

　（中国能源網 9月30日）