国家発展改革委員会副主任兼国家能源局長・張国宝は1日の記者発表会において、中国のエネルギー産業は、エネルギー需要や収益の低下など国際金融危機の影響を受けていると指摘した上で、金融危機はエネルギー対策にとって厳しいチャレンジであると同時に大きなチャンスも潜在されていると指摘した。 張国宝局長は、今後のエネルギー分野における任務を次の4項目の方針に概括した。 (1) 国際金融危機への対応と経済の安定的かつ比較的急速な成長を主軸とする。 (2) 2つの重点を際立たせる。1つは、エネルギーインフラの建設強化。内需拡大、成長維持、民生向上等の面で重要エネルギープロジェクトの効果を発揮せしめる。大型原子力発電、西電東送、西気東輸、石炭電力基地、再生可能エネルギー、電力網改造等の建設事業を推進する。もう1つの重点は、エネルギー構造調整の加速。エネルギー需給状況の緩和は構造調整にとってまたとない機会であり、これを機にクリーン・エネルギー開発に力を入れる。再生可能エネルギーの比率を高めるとともに、小型火力発電、小型炭鉱、小型製油所など遅れた生産能力を淘汰して、資源利用効率を高め、クリーン化を進める。 (3) 3つの強化を進める。エネルギー業界管理、エネルギー分野の科学技術革新、国際エネルギー協力の3点である。 (4) 4つの対策に取り組む。第1に新エネルギー開発、第2に在来型エネルギー利用の高度化、第3に大型エネルギー企業グループの育成と発展、第4にエネルギー体制改革の推進。 (中国経済網 6月1日)
国家発展改革委員会副主任兼国家能源局長・張国宝は1日の記者発表会において、中国のエネルギー産業は、エネルギー需要や収益の低下など国際金融危機の影響を受けていると指摘した上で、金融危機はエネルギー対策にとって厳しいチャレンジであると同時に大きなチャンスも潜在されていると指摘した。
張国宝局長は、今後のエネルギー分野における任務を次の4項目の方針に概括した。
(1) 国際金融危機への対応と経済の安定的かつ比較的急速な成長を主軸とする。
(2) 2つの重点を際立たせる。1つは、エネルギーインフラの建設強化。内需拡大、成長維持、民生向上等の面で重要エネルギープロジェクトの効果を発揮せしめる。大型原子力発電、西電東送、西気東輸、石炭電力基地、再生可能エネルギー、電力網改造等の建設事業を推進する。もう1つの重点は、エネルギー構造調整の加速。エネルギー需給状況の緩和は構造調整にとってまたとない機会であり、これを機にクリーン・エネルギー開発に力を入れる。再生可能エネルギーの比率を高めるとともに、小型火力発電、小型炭鉱、小型製油所など遅れた生産能力を淘汰して、資源利用効率を高め、クリーン化を進める。
(3) 3つの強化を進める。エネルギー業界管理、エネルギー分野の科学技術革新、国際エネルギー協力の3点である。
(4) 4つの対策に取り組む。第1に新エネルギー開発、第2に在来型エネルギー利用の高度化、第3に大型エネルギー企業グループの育成と発展、第4にエネルギー体制改革の推進。
(中国経済網 6月1日)