国家電網公司の速報によると、中国の5月の発電量は2,897.19億kWh、前年同期比3.54%の減少になった。減少幅は4月の3.55%とほぼ横ばいであり、回復の兆しは未だに不鮮明である。 地域別では、北京・天津・唐山、安徽、江西、四川、黒龍江、新疆、チベットの5月の電力使用量の伸び率がプラスになったが、江蘇、浙江、上海、山東などの沿海部では依然マイナスであり、山西、青海、寧夏、内蒙古では依然二桁台のマイナスが続いている。 中国電力企業聯合会の王永幹秘書長によると、昨年末から今年初めにかけての二桁台もの減少幅に比べると、発電量の加速的な低下傾向は収まって落ち着きを示しており、現状はU字状のグラフの底辺にあると見られ、このことは中国のマクロ経済の動向と基本的に一致している。 また、別の専門家によると、発電量が低迷から脱して強力な回復を示すには時間がかかる。中国の発電量と電力使用量のマイナス成長は今年上半期まで続くが、第3四半期には沿海部の電力需要がプラスに転じるのに伴って発電量も顕著に回復するというのが大方の予想である。 (新華網 6月4日)
国家電網公司の速報によると、中国の5月の発電量は2,897.19億kWh、前年同期比3.54%の減少になった。減少幅は4月の3.55%とほぼ横ばいであり、回復の兆しは未だに不鮮明である。
地域別では、北京・天津・唐山、安徽、江西、四川、黒龍江、新疆、チベットの5月の電力使用量の伸び率がプラスになったが、江蘇、浙江、上海、山東などの沿海部では依然マイナスであり、山西、青海、寧夏、内蒙古では依然二桁台のマイナスが続いている。
中国電力企業聯合会の王永幹秘書長によると、昨年末から今年初めにかけての二桁台もの減少幅に比べると、発電量の加速的な低下傾向は収まって落ち着きを示しており、現状はU字状のグラフの底辺にあると見られ、このことは中国のマクロ経済の動向と基本的に一致している。
また、別の専門家によると、発電量が低迷から脱して強力な回復を示すには時間がかかる。中国の発電量と電力使用量のマイナス成長は今年上半期まで続くが、第3四半期には沿海部の電力需要がプラスに転じるのに伴って発電量も顕著に回復するというのが大方の予想である。
(新華網 6月4日)