ロイター6月8日付北京発の報道によると、イラン国営石油公社(NIOC)は中国への原油輸出を増やすため、北京に駐在事務所を開設した。

　イランは世界第4位の石油輸出国であるが、中国には製油所を設けていないため、対中原油輸出を大幅に増やすことは容易なことではない。

　イランは中国にとって第2の原油供給国であり、今年1〜4月に1日平均50万バレルの原油を中国へ輸出したが、前年同期比の伸び率は3％に止まり、サウジアラビアの伸び率26％をはるかに下回っている。

　（中国石化新聞網 6月10日）