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【石油・天然ガス】

韓国とロシアが天然ガス輸送問題を再検討 (09/06/23)
2009/6/23
アジア【石油・天然ガス】

 韓国ガス公社Kogasの幹部は、ロシア国営天然ガス会社Gazpromのミレル総裁が22日に訪韓し、Kogasと天然ガス輸送問題の細目について協議したことを明らかにした。

 Kogas幹部によると、GazpromとKogasが共同で事業家可能性調査(FS)を行い、ロシア極東地区から北朝鮮を経由して韓国に到るパイプラインを敷設して天然ガスを輸送するのか、それともLNGをタンカーで輸送するのかを決定することになる。なお、同幹部によると、Gazpromは2015〜2017年に韓国へ年間100億m3の天然ガスを輸出することに同意しているとのこと。

 工業とエネルギー政策を所管する韓国知識経済省によると、韓国は本来陸上パイプラインの敷設を計画していたが、最近の北朝鮮の長距離ミサイル試射や核実験、対北朝鮮制裁決議によって、問題が生じた。

 なお、韓国連合通信によると、韓国政府は北朝鮮経由のパイプラインやLNG輸送の他に第三の案も検討しているとのこと。これは、ロシアのウラジオストックと韓国東岸の都市サムチョク(Samcheok)を結ぶ海底パイプラインを敷設するという案である。

 (理財 6月23日・国際能源網 6月24日)