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【石炭】

神華の石炭液化プラントが7月に再試運転 上場公司に再編へ 石油相場反発で石炭液化の経済性向上 (09/06/25)
2009/6/25
中国【石炭】

 中国神華能源股フェン有限公司筋は24日、神華集団のオルドス石炭直接液化プラントが7月に再び試運転を行うことを明らかにした。1,000時間の試運転によって、技術、経済指標のデータを集め、石炭液化の将来性が明確になれば、中国神華能源股フェン有限公司が神華集団から同事業を買収し、事業規模を国の承認した年産500万トンに引き上げることになる。

 一方、神華集団が南アのSasol社と提携する石炭間接液化事業はすでにFS第2段階に進んでおり、来年10月には着工する見通し。同事業の合成油生産能力は8万バレル/日になる。

 国際原油価格の反発によって、石炭液化の経済性も次第に現れ始めている。業界筋の一致した見方では、国際原油価格が1バレル40ドル以上をキープすれば、石炭液化事業の経済リスクはなくなる。国際原油価格は37ドルの底値であったのが、今や倍近くに反発した。この一両日でやや反落したものの、それでも69ドル近くで推移しており、石炭液化や石炭化学の経済性が改善されている。

 効率から見て、石炭直接液化は石炭由来の液体燃料の中で最も効果的な路線であり、現在のような「石油が高く石炭が安い」という市場環境の下では、有力石炭企業にとって石炭液化は必然的な選択になる。

 (中国証券報 6月25日)