中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)青海油田による「チャイダム盆地石油・天然ガス探鉱開発最重要技術研究」がスタートした。総投資額2.4億元、中国の石油開発史上最大の専門科学技術研究プロジェクトになる。

　このプロジェクトは、2〜3年以内にチャイダム盆地の石油・天然ガス探鉱の地質問題や、主力油田の安定的増産を図る上での技術的ボトルネックを解決し、地震探査等の重要技術の面で打開を図るもの。このプロジェクトにより、青海油田が1,000万トン級の大型ガス油田になる上で、技術上のサポートや資源的な保障がもたらされる。エネルギーの備蓄や西部大開発にとっても極めて意義は大きい。

　チャイダム盆地の探鉱領域は広大であり、石油・天然ガス潜在資源量は46.5億トンに上るが、高原の地質構造は極めて複雑であり、当面の石油確認率はわずか15.6％、天然ガス確認率は12.1％に過ぎず、探鉱の潜在力は巨大である。チャイダム盆地は50年余りに及ぶ石油、天然ガスの開発を経て、今や中国の重要な石油・天然ガス生産基地となっており、2007年7月末の時点で青海油田の石油・天然ガス累計生産量は3,540.86万トン、天然ガス生産量は136.09億m3になる。

　（人民網 10月8日）