ブラジル国営石油公社PetrobrasのCFO、Almir Barbassa氏は、ブラジル西北部のPara-Maranhao盆地近海の2鉱区の探鉱権譲渡について中国石油化工(Sinopec)と協議を進めていることを明らかにした。同鉱区の探鉱権は現在Petrobrasが100%保有している。Barbassa氏は、探鉱権をSinopecに譲渡するかどうかは、Sinopecの技師が同鉱区の探鉱の見通しをどのように評価するかによって決まると述べた。なお、Barbassa氏は、ブラジルが中国から100億ドルの融資を受ける見返りに一部の探鉱権を譲渡するという風聞を否定した。 Barbassa氏は、今回の協議は中国とブラジルの共通の利益を体現しており、ブラジルは中国の新たな石油供給国になり、Petrobrasにとっても今後の投資事業を支えるには中国からの融資が必要であると述べた。Petrobrasは2009〜2013年に1,744億ドルの投資を計画している。 Barbassa氏は、Petrobrasの2020年の石油生産量は570万b/dに上ると予想されるが、一方、ブラジル国内消費は300万b/dを下回り、余剰の石油を大量に輸出することが出来ると指摘した。 (中国能源網 7月2日)
ブラジル国営石油公社PetrobrasのCFO、Almir Barbassa氏は、ブラジル西北部のPara-Maranhao盆地近海の2鉱区の探鉱権譲渡について中国石油化工(Sinopec)と協議を進めていることを明らかにした。同鉱区の探鉱権は現在Petrobrasが100%保有している。Barbassa氏は、探鉱権をSinopecに譲渡するかどうかは、Sinopecの技師が同鉱区の探鉱の見通しをどのように評価するかによって決まると述べた。なお、Barbassa氏は、ブラジルが中国から100億ドルの融資を受ける見返りに一部の探鉱権を譲渡するという風聞を否定した。
Barbassa氏は、今回の協議は中国とブラジルの共通の利益を体現しており、ブラジルは中国の新たな石油供給国になり、Petrobrasにとっても今後の投資事業を支えるには中国からの融資が必要であると述べた。Petrobrasは2009〜2013年に1,744億ドルの投資を計画している。
Barbassa氏は、Petrobrasの2020年の石油生産量は570万b/dに上ると予想されるが、一方、ブラジル国内消費は300万b/dを下回り、余剰の石油を大量に輸出することが出来ると指摘した。
(中国能源網 7月2日)