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中国
【石炭】

山東省が6大石炭備蓄配送基地建設 (09/07/02)
2009/7/5
中国【石炭】

 山東省の石炭埋蔵量は中国全体の埋蔵量の2.2%に過ぎないが、生産量は全国の6%以上を占めており、残存可採年数はわずか20年とされる。そのため、山東省は石炭企業に対して、「走出去(対外進出)」戦略を進め、他の省や海外に発展の余地を広げるよう奨励している。省所属の石炭企業は山東省政府の支援を受けて、山西、陝西、寧夏、貴州、内蒙古、新疆で開発に乗り出しており、省外にエネルギー備蓄生産基地を設けている。山東省がこれらの省・自治区で保有する石炭資源は420億トン、建設規模は9,500万トンに上り、山東省のエネルギーを支えている。

 山東省は石炭備蓄配送システムの確立にも力を入れている。現在、龍口では、龍口港集団と龍口鉱業集団の共同出資により5,000万トンの石炭備蓄配送基地が着工されている。同基地の取扱量は第1期1,000万トン、第2期2,000万トン、最終的には5,000万トンになり、山東省石炭資源不足を補い、高品質・環境保護型石炭資源の確保において大きな作用を果たすことになる。

 龍口の他にも、斉河、莱蕪、諸城についても石炭備蓄配送基地の建設計画が進められている。また、条件が熟せば、日照と●沢にも備蓄蓄配送基地を建設することになる。

 (済南時報 7月2日)


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