エクアドルのDiego Borja経済政策相は20日、中国との間で2年間の石油貿易について交渉が進められていることを明らかにした。

　Borja経済政策相によると、エクアドルは中国から10億ドルの前払い金を受け取る見通しであり、中国へ9.6万b/dの石油を2年間供給することになる。

その他にも、Borja経済政策相は中国と10億ドルに上る融資交渉が行われていることにも言及したが、詳細は明らかにしていない。

　なお、中国が今年1〜4月の4ヶ月間でエクアドルから輸入した石油は32.6万バレルになる。

　エクアドルの石油生産量は48.5万b/d。エクアドルの国営石油会社ペトロエクアドルは先週、チリ国営石油公社ENAPとの間で年間1,000万バレルの原油輸出で合意したばかり。エクアドルは、石油価格下落により今年上期の輸出収入が激減したが、これら2件の契約によって、自国経済が潤うだろう。

　（中国石化新聞網 7月22日）