西北地区最大のバイオディーゼル生産拠点は先頃陝西省銅川市で完成し、生産を開始した。年間10万トンのバイオディーゼルを西北地区の燃油市場に供給することになる。 この生産拠点は西安宝潤実業発展有限公司の投資、建設によるもの。同公司はガソリン、灯油や軽油等の販売に従事していたが、この数年、バイオマスエネルギーの研究開発や生産に取り組んでいる。西北農林科学大学がこの生産拠点に、サンショウの種から取った油を主要原料とする生産技術を提供している。 この拠点のある陝西省関中地区にはサンショウが280万ムー植林されているが、陝西省の計画によると、将来さらに700万ムー植林され、バイオディーゼル生産拠点に十分な原材料が供給される。現地の林業部の試算によると、これらサンショウの種が十分に利用できれば、現地の農民の収入は4億元余り増えることになる。 原料供給を確保するため、この生産拠点は陝西省永寿県林業局、留壩県林業局、丹鳳県林業局等と長期売買契約を結び、林業部門を通して優良な種子を購入することになる。今後はバイオディーゼルの工業化生産と農林総合開発が密接に結びついた形で事業が進められるだろう。 (中国石化新聞網 10月10日)
西北地区最大のバイオディーゼル生産拠点は先頃陝西省銅川市で完成し、生産を開始した。年間10万トンのバイオディーゼルを西北地区の燃油市場に供給することになる。
この生産拠点は西安宝潤実業発展有限公司の投資、建設によるもの。同公司はガソリン、灯油や軽油等の販売に従事していたが、この数年、バイオマスエネルギーの研究開発や生産に取り組んでいる。西北農林科学大学がこの生産拠点に、サンショウの種から取った油を主要原料とする生産技術を提供している。
この拠点のある陝西省関中地区にはサンショウが280万ムー植林されているが、陝西省の計画によると、将来さらに700万ムー植林され、バイオディーゼル生産拠点に十分な原材料が供給される。現地の林業部の試算によると、これらサンショウの種が十分に利用できれば、現地の農民の収入は4億元余り増えることになる。
原料供給を確保するため、この生産拠点は陝西省永寿県林業局、留壩県林業局、丹鳳県林業局等と長期売買契約を結び、林業部門を通して優良な種子を購入することになる。今後はバイオディーゼルの工業化生産と農林総合開発が密接に結びついた形で事業が進められるだろう。
(中国石化新聞網 10月10日)